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施設のご案内Our Facility
植物工場マップ
千葉大学柏の葉キャンパス(環境健康フィールド科学センター)の敷地内には6棟の太陽光型植物工場と4棟の人工光型植物工場、その他関連施設が設置されています。
異なる企業によって運営される各施設では、それぞれ多様な技術と方法を用い、人と環境にやさしいサイエンス農業の研究・実証が行われています。
植物工場研究会は、これら植物工場施設の運営管理を支援し、高度な学術的研究成果を産業実用化すべく、学術と産業界の連携促進に力を注いでいます。
自然給水栽培装置(NSP)・断熱送風栽培槽(DN-1)(太陽光型)
複雑なかん水の設定が不要な底面給水型の栽培システムを用いて、新規の方でも簡単に高品質のトマトを栽培しています。別テーマとしてイチゴ断熱送風栽培装置(DN-1)を用いて、株元の局所温度管理を行ない、高品質なイチゴを栽培しています。
実証企業:ヤンマ―グリーンシステム(株)
施設面積:2,151㎡
ハイドロカルチャー有機肥料循環栽培 (太陽光型)
緑化用植物の中・大鉢ハイドロカルチャー植物栽培と3段棚での種苗栽培を一括養液循環させたシステムを利用し、 4種類の微生物と植物の微粉末を発酵させて製造した有機肥料を利用した栽培技術の確立の実証を行います。
実証企業:(株)プラネット
施設面積:2,430㎡
植物工場向け種子の研究(太陽光型)
イチゴの多収生産 (太陽光型)
人工光型苗生産装置「苗テラス®」を利用した育苗と、根圏温度をコントロールできる新しい方式の水耕栽培システムを組み合わせることで、イチゴの多収生産技術の確立を目指しています。
実証企業:三菱ケミカルアクア・ソリューションズ(株)
施設面積:1,080㎡
改装中(太陽光型)
施設面積:1,980㎡
多段式栽培工場(人工光型)
- ・植物フェノタイピング技術を活用したスマート植物工場システムに関する研究・開発をしています。
実証企業:千葉大学、NPO植物工場研究会
施設面積:406㎡
イチゴの周年栽培(人工光型)
初夏から晩秋にかけて、日本では栽培が難しかったイチゴを、人工光で周年栽培します。種子繁殖性イチゴ等を用いて、種子から苗生産、収穫までを連続的に行うことで、周年で安定した収量を実現させます。
実証企業:(株)ハンモ
施設面積:207㎡
二次育苗施設(太陽光型)
人工光型植物工場の「苗テラス®」で育てた苗をこの施設に移し、短期間苗専用に環境制御された施設内で育苗することにより、本圃の栽培期間を短縮し、作付回数を高められます。
施設面積:476㎡
トマト選果施設
トマト選果機
出荷時の大きさ・形・色合いをカメラで自動選別し、選果条件は制御用PC内に登録されており、各工場ごとの選果マスターにより自動選別されます。
施設面積:640㎡
苗テラス®(人工光型)
低段密植栽培の安定した周年栽培へ向けた人工光型植物工場の苗生産システムです。低段密植の各工場の定植日程に合わせて均質で低価格の苗を環境制御を行う「苗テラス®」で生産します。また、発芽施設も併設されており安定した発芽を実現します。
施設面積:49㎡
残さ再利用施設
トマト栽培で発生する残さ(果実以外の茎葉や根など)を特殊な方式で高速発酵させて分解します。酸性条件で分解が進行するため、窒素の揮散が少ないことが特徴です。分解された残さは、堆肥や培地として使用を考えております。
施設面積:144㎡
高気密・省エネドーム(人工光型)
極めて高い断熱性と気密性を備えた特殊発泡ポリスチレンドーム植物工場です。厳寒地、酷暑地に設置でき、構造力学的に地震や強風など自然災害に強く、水と肥料を大幅に軽減し、空調効率が高い省エネ、低ランニングコストの実証を行います。
実証企業:ジャパンドームハウス(株)
施設面積:180㎡
セミドライフォグ® 空中栽培システム・環境調節(太陽光型)
養液をセミドライフォグ(濡れない霧)化して根圏部に噴霧し、節液しながら品質と収量をコントロールすることが可能な栽培システムの確立と施設内環境づくりに関する基礎試験を行います。
実証企業:(株)いけうち
施設面積:243㎡
植物生産工程自動化(⼈⼯光型)
播種・植替え・栽培棚内搬送・収穫・梱包等の植物生産工程の自動化を図ることで、低コスト化の実証を行います。加えて、自動化に適したサイズや品質を有する新品種の選定や環境制御技術の検証なども行っています。
実証企業:(株)⼤林組
施設面積:590㎡